最近ザック、シュラフ、テントといった登山におけるメインの道具を買い替えました。
具体的には
- ザック:マムートクレオンプロ(40L) → 山と道U.L.FramePack ONE(50L)
- シュラフ:モンベルダウンハガー800 #3 → ファイントラックポリゴンネスト3×2UL、ダウンハガー800 Women’s #2
- テント:アライテントトレックライズ0 → ゼログラムゼロ1パスファインダー
といった具合です。40Lのザック、アライテント、ダウンハガー#3といった組み合わせはどんな山にも対応できるオールマイティーな組み合わせですが、実はそれぞれ得手不得手があることが分かってきました。
例えば私が主にテント泊を想定して登る山は屋久島やくじゅう連山といった場所ですが、屋久島には避難小屋ですが宿泊可能な山小屋が点在しています。
そうなるとテントは小屋に入れなかった時の万が一の装備であり、実際はツェルト等を携帯しておけば事足りることが多いのです。
シュラフの#3も定番中の定番ですが、夏は暑すぎて冬は寒すぎるため、それぞれの季節に合わせた装備が必要になります。
ザックについては山小屋泊なら30Lでもいいのですが、充実した食事やサンダル、下山後の温泉道具等を考えると大きいに越したことはないという考えで今よりも大きく軽いものを選びました。
ゼロ1パスファインダー
さて、そういうことで今回新調したゼログラムという韓国メーカーのゼロ1パスファインダーですが、繭のような形をした非自立式シングルウォールテントになります。
まだ実際に試したわけではありませんが、シングルウォールのため恐らく結露には弱いと思います。しかし夏に、そして雨の日は小屋に泊まる(雨の日こそ満員で入れない事が多いのかもしれませんが・・・)ことを考えたら重点項目は居住性よりも軽量性と考えました。実際パスファインダーの重さはトレックライズの約半分、収納もポールがない分だいぶコンパクトになります。
- パスファインダー
- トレックライズ
グラウンドシートの大きさもほぼ同じ、建てた感じもほぼほぼ同程度の大きさです。もちろんツエルトのように底割れではありません。ペグダウンは四辺と前後の最低6箇所必須でさらに左右に張網をすることで耐風性が増すということです。ペグを多く打つため混雑したテント場では設営が難しいかもしれません。
トレックライズ0 | ゼロ1パスファインダー | |
重量 | 1250g | 730g |
サイズ | 長辺205cm×短辺80cm×高さ100cm | 長辺215cm×短辺60~110×高さ60~115 |
収納 | 42×13cm | 26×12cm |
居住性 | ◎ | ○ |
結露対策 | ◎ | △ |
シュラフ
左からダウンハガー#2、ポリゴンネスト、マミーライナー、NEMOの枕です。
テント内に150cmのマットを端に置いて枕、ザックを置いてみたところどちらも十分な余裕があります。
- パスファインダー
- トレックライズ
ポリゴンネストなのですが、薄い、薄すぎた。。。たぶん夏でも寒いです。なのでインナーにCOCOONマミーライナーというシルクシーツを忍ばせています。メーカーの公表値では体感温度+5度らしいのですが実際もぐってみた感じは+1,2度といったところです。
それでもこのマミーライナーはダウンシュラフのインナーとして使えて、ポリゴンネストは同じくダウンのシュラフカバーとして使えるのでなかなかいい買い物をしたと思っています。
再びパスファインダー
私は山には折りたたみ傘ではなくて少し短めの傘をサイドカバーに挿して携帯しています。そこで設営に必要な2本のトレッキングポールの内1本をHelinoxのタクティカルアンブレラに変更してみたところ、なんの問題もなく自立しました。
さいごに
屋久島登山では山小屋に泊まれることがベストの選択であり、実際はテントを使う機会は少ないかもしれません。荷物を少なくするために持っていかないというのも1つの選択肢かもしれませんが山では何が起こるか分かりません。
小屋への到着が遅れそうな時、雨が降った時、小屋の中に入れるだろうか?と気持ちが焦っていくそんな時でも、たとえ使う機会が無くてもパスファインダーのような軽量コンパクトなテントをザックに1つ入れておくと安心感は段違いに増します。
様々な状況に対応できるように、屋久島登山ではテントやツェルトは必須装備として持っていこうと思います。