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痔は一日にしてならず。肛門科受診の診察費や薬代など

かれこれ数十年の付き合いになる痔ですが、ここ数年は大人しくしていました。
それがある日突然、本当に突然でした。これといった予兆もなく患部に鈍痛がやってきたのです。

とにかく座っているだけで尻が痛い。立っても歩いても尻が痛い。
家に帰ってすぐにトイレに駆け込み恐る恐る触ってみるとなんと小指大のイボができているではありませんか!
今まで切れ痔で血に染まることはあっても(あったんかい!)イボ痔は初めてでした。
こんなイボがあったらそりゃ痛いよ。それにしてもたった一日でよくこれほどまでに大きくなったものだと感心しました。
とりあえず常備しているボラギノールを塗り塗りしてこの日はおとなしく寝ることにしました。

翌日、イボが小さくなっていることを願うも叶わず、幸いうんちが出る時には痛みはないのですがこれは明らかに重症の様子。いよいよ肛門科に行く時がやってきたのかもしれません。

実は初めてではない肛門科

10年ほど前に一度受診したことがあるのですが、あまり頻繁に行きたいものではありません。でも先延ばししてもいいことはないだろうし、ネットで調べると悪化してガン化なんて情報もあり不安は募るばかりです。
入院だろうか?注射とか絶対いてーよ。とか思いながらもついに意を決して病院に行くことにしました。

軽く問診票を書いた後たいした待ち時間もなく診察室へ。
ズボンもパンツも全部脱いで診察用の椅子に座ります。椅子の向こうは上半分カーテンで仕切られていてお医者さんや看護師さんの顔は一切見えず下半身のみあちら側に見えています。
「それじゃ椅子動かしますよー」と歯医者さんのように椅子が倒れつつ次の瞬間には下半身があれよ見事にM字開脚に開かれつつ上部にもちあがりお医者さんの目の前に私のベストポジションが曝け出されます。

そして診察

ここまで来ると恥ずかしさも何もなく、私は涙をこらえながら次はいったい何が起こるのかを待つしかできません。
「これは外痔ですね。ここが痛いでしょー」
とツンツンする先生。返事がうまくできず「ぁうん」とうめき声になってしまう私。
次にジェル状のものを塗られさらに指を入れられる。そしてかき回されて身悶えする私。
「中にもありますねー」
なんて言ってくれて、まさか中にもあると思わなかった私は思わず「先生!」と叫んでしまいます。
「これは誰にでもあるんで大丈夫ですよ。」
「それでは説明しますので着替えたらあっちの診察室にどうぞ。」
え、もう終わり?と思いつつもこれで終わりだという安堵感。ずっと体がこわばっていたことに気づき、力を抜いて大きく深呼吸します。

結果

手術の必要もなく、イボは数日のうちに小さくなるだろうということでした。
実は病院に行くその日には半分ほどの大きさになっていたので、そんな予感はしていたのですが、お医者さんにみてもらったことで一安心です。

診療明細

  • 初診料:282点
  • 投薬料:68点
  • 肛門鏡検査:200点
  • 合計:550点

負担金1,650円に薬局での調剤料1,200円を加え合計で2,850円でした。
薬局で処方された薬は次の2つ。2週間分処方されましたが、1週間も経たないうちに腫れも引いて痛みもなくなりました。

ボラザG軟膏

直腸・肛門部に生じたはれや血液循環障害を改善し、傷の治りをたすけ組織の修復を促進します。
また、表面麻酔作用を示すことにより、直腸・肛門部の痛みを抑えます。

ネリプロクト軟膏

消炎作用のあるステロイドと、痛みを軽減する局所麻酔の配合剤で、痔疾の痛みや腫れなどの症状を抑えます。

病院受診後は妙に清々しい気分になりカフェタイム。できることなら2度とお世話になりたくない。そんなことを思いながらの小休止でした。