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3泊4日毎日雨の屋久島登山旅行、愛子岳・モッチョム岳・太忠岳の魅力と旅の費用を存分に語る【3日目:モッチョム岳と太郎と地魚にぎり】

今日も雨音で目が覚めるが落ち込んでばかりもいられない。今日は屋久島最難関、この山を登れば屋久島の山はたいてい登れるといわれているモッチョム岳に挑戦だ。
民宿nicoichiの朝食を7:30にいただき8:15には登山口に向けて出発する。

この雨のせいで登山口までは来るが引き返した人もいるらしい。売店のお母さんに気をつけていってらっしゃいと励ましの言葉をもらっていざ登頂開始だ。山と高原地図でのコースタイムは6時間20分。今日も目標は6時間だがこの大雨と強風の中果たして順調に登れるだろうか?

目指すは万代杉

最初の渡渉点。ここが増水していたら引き返そうと思っていたが余裕で渡れる。しかしこのような沢は大雨が降ったらすぐに増水するため判断が難しい。

宿のご主人に屋久島の杉の中でも万代杉は見どころあると言われていたので期待して足を進める。あれか?あの杉か?次こそそうか?と次々に大木に出会うがどれも違うらしい。

ロープもあるが昨日の愛子岳と比べるとなんてことはない。

1時間ほど登った先で木々の間から一際存在感のある杉が見えた。間違いない、あれが万代杉だ!思わずモッチョムーと叫んだ。

モッチョム太郎とは?

この山を登るときに気になっていたモッチョム太郎。どうやらこいつも杉の名前らしい。万代杉から歩くこと30分。2箇所目の渡渉点のすぐ先にそびえ立っていたそれは万代杉よりも一回り大きい巨木だった。

しかしこの先、雨は更に強くなりロープを使ったアップダウンの難易度がどんどん増していきカメラを構えている余裕がなかった、一歩足を踏み外すと大怪我してしまいそうな場所の連続だ。ここまでくると昨日の愛子岳よりもモッチョム岳が難しい山と言われるのもうなずける。

山頂までは腕の力でよじ登る

最後のロープは本当にキツかった。現地の小学生はこれを遠足で登るらしいのだが自分だったら間違いなく途中でリタイアしているだろう。

標高940mまでやってきた。この先にも祠があるらしいのだが、この日はこれ以上進む勇気がなかった。雨と風で体が冷え切ってこのままでは低体温症になってしまう。残念だが今回は諦めて下山を開始することにする。

昼食の弁当にありつけたのは下山開始から約1時間後だった。雨の中だったが体力が限界だったので少しでも食べて力をつけたかった。ニコイチで準備してもらった弁当550円也

結局この日モッチョム岳に登っていたのは私も含めて5人だったようだ。現地のガイドからはよくもまあこんな日にとお叱りを受けてしまった。
しかし私としては登山道もキツかったがその後のバス停までの約30分ほどの道のりのほうがずっとキツかった。

エコホテルソラ

今日の宿は安房にあるエコホテルソラ。部屋に入って早速濡れた荷物をばらまいてしまったため写真は割愛。ロビーでは温かいコーヒーや麦茶を自由に飲むことができる。素泊まり料金6,500円也クレジットカードで精算。ホットコーヒーを飲んでいる間にランドリーで2日分の洗濯を行う。洗濯200円・乾燥100円也
この宿も無線LAN完備だったのだが、とてつもなく遅くほとんど繋がらなかった。

寿しいその香り

夕食はホテルの目の前のお寿司屋さんに向かうが人気店らしく順番待ちで再度訪れることにする。その間隣のスーパーたなか屋で明日の朝食と夕食の買い出し。カップ麺とパンを購入し合計490円也
30分程経って店から電話があった。カウンターのような席でもいいですか?とのことだったがすぐ準備できるとのことだったので喜んでOKした。確かに小さな席だったが、ひとり旅には十分だ。注文は地魚にぎりをお願いした。1,730円也


左から

  • 真鯛
  • オボソ?
  • 首折れサバ
  • ウメイロ
  • タカエビ

ウメイロという魚があっさりとしてとても食べやすく美味しかった。カウンターの前の大将に伝えるとわざわざ図鑑で見せてくれた。熱帯魚っぽい愛嬌のある魚だ。地元でも高級魚らしい。

グリーンホテル屋久島の温泉へ

エコホテルソラの特典として隣のグリーンホテル屋久島の大浴場に特別料金で入れるというものがある。しかしこの時期は向こうの宿泊客優先で断られることもあると聞いて心配していたが杞憂だった。ほぼ貸切状態で入ることができマッサージ機まで無料で座ることができて大満足だ。入浴料400円也。
そろそろ足が筋肉痛だが明日は高速船の最終便に乗らないといけないので更にハイペースで登らないといけない。今日は温泉に入った後は早めに休むことにした。

3日目の旅の費用

項目 分類 金額 備考
弁当(昼) 食費 550円 nicoichi
ホテル 宿泊費 6,500円 エコホテルソラ
洗濯乾燥 その他 300円 洗剤料込
カップ麺パン等 食費 490円 たなか屋
地魚にぎり 食費 1,730円 寿しいその香り
温泉 娯楽 400円 尾之間温泉
合計 9,970円