NHKの経済番組オイコノミアでお馴染みの大竹文雄先生がしきりに宣伝されていたマーケット進化論 経済が解き明かす日本の歴史。鎌倉・室町時代から昭和初期までの市場経済の歴史についてまとめられた1冊。僕には難しいかな?とも思いましたが「日本史に詳しくない人も」とのことだったので手にとってみました。
日本史に詳しい人も詳しくない人も、読む価値があると思います。→横山和輝著 『マーケット進化論 経済が解き明かす日本の歴史』 https://t.co/8FH6T79lGN
— 大竹文雄 (@fohtake) 2016年2月26日
- 序章 マーケットの進化を捉える意義
- 第1章 神仏とマーケット
- 第2章 安心とマーケット
- 第3章 徳川とマーケット
- 第4章 権利とマーケット
- 第5章 産地とマーケット
- 第6章 震災とマーケット
- 第7章 昭和とマーケット
- 第8章 面積と土地制度
- 第9章 交通のイノベーション
- 第10章 金利計算と金融教育
- 第11章 小学校教育と経済発展
そういえばそんな単語あった!
中学や高校の歴史の教科書って人物、主に武家が活躍する歴史の主軸となる部分とその他の文化的な部分に分かれていたと思うのですが本書はその他として書かれていた(そう思っていたのは僕だけかもしれませんが)文化的な部分が主軸となっています。
読み進めていくと墾田永年私財法や楽市・楽座といった聞いたことはあるけれどそれって何だったっけ?という言葉がわんさかでてきます。なんとなく意味は覚えているのですが、当時はあまり興味なく読み飛ばしていった部分でしたが、マーケットの進化という点に着目して順を追って読み進めていくと、これがなかなかおもしろい。
- 8世紀頃の律令制の時代、どのように資源配分が実現していたのか?
- 13世紀から14世紀にかけて活発化した遠隔地取引がなぜ16世紀に停滞したのか?
- 徳川政権で金銭取引が活発化していく上での司法制度は?
- 関東大震災後の市場の機能を活用した復興
勇猛果敢な武将の活躍はでてきませんが、その裏で市場、マーケットがどのように発展していったのか?どういった問題を抱えていてどうやって解決していったのか?
日本史の副読書として大変興味深い一冊でした。
投資信託積立状況
それでは今月の積立状況。
先月の報告時に国内REITはこのまま上がるのか?ということについて触れましたが、今月上旬に損益が10%を超えたので一旦売却することにしました。東証REIT指数を見るとここ数日でまた一気に上昇したようですが、その後は下落しているようです(負け惜しみ)。
NISA口座
名称 | 元本 | 評価額 | 評価損益 | 損益率 |
---|---|---|---|---|
SMTグローバル株式 | 360,000円 | 345,372円 | -14,628円 | -4.06% |
EXE-iグローバル中小型株式 | 162,786円 | 160,492円 | -2,294円 | -1.41% |
ひふみプラス | 240,000円 | 288,390円 | 48,390円 | 20.16% |
eMAXIS新興国株 | 85,000円 | 78,268円 | -6,732円 | -7.92% |
ニッセイ225 | 193,697円 | 190,060円 | -3,637円 | -1.88% |
ニッセイ外国債券 | 75,000円 | 71,584円 | -3,416円 | -4.55% |
ニッセイ外国株式 | 510,000円 | 448,610円 | -61,390円 | -12.04% |
たわらノーロード先進国株式 | 30,000円 | 31,002円 | 1,002円 | 3.34% |
小計 | 1,656,483円 | 1,613,778円 | -42,705円 | -2.58% |
特定口座
名称 | 元本 | 評価額 | 評価損益 | 損益率 |
---|---|---|---|---|
SMTインデックスバランス | 300,000円 | 273,944円 | -26,056円 | -8.69% |
たわらノーロード先進国株式 | 350,000円 | 327,769円 | -22,231円 | -6.35% |
小計 | 650,000円 | 601,713円 | -48,287円 | -7.43% |
ETF
名称 | 元本 | 評価額 | 評価損益 | 損益率 |
---|---|---|---|---|
上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ | 67,650円 | 64,750円 | -2,900円 | -4.29% |
口座合計
名称 | 元本 | 評価額 | 評価損益 | 損益率 |
---|---|---|---|---|
合計 | 2,374,133円 | 2,280,241円 | -93,892円 | -3.95% |
損益
来月あたりはプラスに転じそうですがどうなることやら。
そういえばNISAの恒久化へ向けた検討が始まるようです。現在の5年ではどうしても損益が気になって長く保有することが躊躇われます。長期投資のためには是非とも実現してほしいですね。
