この物語は、カエルたちの平凡な日常を淡々と描くファンタジーです。過度な期待はしないでください。
・
・・
・・・
なんて内容ならマスコミが全く報道しないわけは無く、いったいどんな寓話が書かれているんだろうと期待して読み始めたカエルの楽園。噂にたがわず、衝撃的な内容でした。
きっかけは百田氏のツイート
実はこの本の存在ほとんど知らなかったんです。ついでにいうと今まで百田氏の本は永遠の0 (講談社文庫)も海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)もその他の作品も全く読んだことがありません。にも関わらず今回初めて手に取ったのはたまたまご本人のツイートが目にとまったから。そしてカエルの話なら分かりやすいだろうっていう安直な理由でした。
作家になって10年、これまで20冊以上の本を出してきたが、『カエルの楽園』ほど「売れてほしい!」と思った作品はない。いや、「売れてほしい」じゃなく、「読んでほしい!」だ。図書館でもいい、人に借りてもいい、とにかく一人でも多くの人に読んでもらいたい。特に若い人に!
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2016年3月11日
おおまかなあらすじ
故郷をダルマガエルに奪われてしまって、新天地を求めて旅に出たアマガエルのソクラテスとロベルト。
幾多の困難を乗り越えて辿り着いたのは平和なナパージュ(napaj)というツチガエルの国でした。
そこでは
- カエルを信じろ
- カエルと争うな
- 争うための力を持つな
という三戒が守られています。
国を治めているのは元老ですが、最も影響力があるのは朝日新・・・じゃなかった。
何でも知っている物知りなデイブレイク。
すべての罪は、我らにあり♪
「謝りソング」を国中に広めています。
そんなある日、南の沼からウシガエルたちがやってきて・・・。
本文引用
卵を産んで何かいいことがあるのかしら?
「では、あと何回の会議で決定するかについての会議をしよう」
「いい加減にしてください!」
彼は戦いがしたくてたまらないのです。それを阻止するためにも、我々はなんとしてもこの決定を覆さなくてはなりません!
手と足で水を叩いてやかましい音を立てました。元老会議は無茶苦茶になりました。
ひどい国だが、俺はこの国が好きなんだ。それに-ここが俺の国だ
そうだ、そうだ、その通り!
この本を読んでなんでもかんでもこんな風に思っている方、そんな方が危ないのかな?なんて思っています。
自分ではあまり物事を考えずに流行や言論にすぐ左右されてしまう。そんな方々です。
デイブレイクは決していいカエルとは思いませんが、僕たち受け手がなにも考えていないと、もしかしたらデイブレイク=百田氏なんてことが起こってしまうかもしれません。
発信側が正しくあるのはもちろんですが、受信側も正しく受け止める力、情報の取捨選択が必要だと思います。
みんなに読んで欲しい
『カエルの楽園』感想リツイート祭りを始めてから、フォロワーが6000人以上減りました。少し寂しい気持ちがしましたが、贅肉を取って脂肪率を下げたと考えるようにします。このツィートで、また1000人くらいフォロワーが減りそう(^^)
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2016年3月12日
メディアが一切宣伝しないため必死にTwitterで宣伝する百田氏。フォロワーが減っても減っても関連ツイートをRTし続けています。
大変分かりやすい内容で中学生くらいならスラスラ読み進めていけると思います。今の日本で何が起こっているのか?少しでも考えるきっかけに、1冊お手元にどうでしょうか。
コメント
今日宮脇書店で買いました。孫が泊まりに来た時、寝ながら読み聞かせたいです。
今日宮脇書店で買いました。孫が面白がる物語ですね。
コメントありがとうございます。
これを読んだお孫さんがフラワーズにならないことを願っています。
少なくとも今の日本で朝日新聞が最も影響力があるということはないので
完全に杞憂で終わる話
今日
人から読んで
と突然渡された
読みました!
読み終わったあと、考えました。私はどうあるべきなのか、そしてもしこの結末と同じことになったら自分はどうなるのか…ぜひ読んでみてください!
読みました。
将来に起こりうる物語かも・・
今のチベットはこんなのかも