トレイルランナーに求められるランニングウォッチの必須機能は何でしょうか?
コンパス?バッテリー?心拍計?
僕としてはバッテリーがある程度持つ(10時間以上)とGPS機能さえあればその他のことは概ね妥協できると思っていました。
しかし我々はトレイルランナー!道無き道を進みながら次のピークを目指して山を登り駆け下りる。山を走るという魅力に取り憑かれた奇異な趣味にハマってしまった人種なんです。
そんな僕たちが真に必要としている機能。それこそが累積標高に関する機能だと思うのです。
上の図は2015年に走ったコースの断面図。これを見てわくわくするあなたは間違いなくこれから紹介するランニングウォッチSUUNTO AMBIT3 VERTICALに心惹かれるはず!
http://www.suunto.com/ja-JP/Products/sports-watches/Suunto-Ambit3-Vertical/Suunto-Ambit3-Vertical-Black/
3Dディスタンス機能
GPSが緯度経度を利用して距離を計測するのはご存じのとおりです。
これに加えて高低差を考慮した計測を行うのが3Dディスタンス機能というらしいです。
平地のマラソンならいざ知らず、トレイルランニングにおいて細かいアップダウンまで計測することでより詳細な距離を計測することができるようです。
リアルタイム標高グラフ
コース迷いが心配な場合は事前に試走したコースやネットサービスを利用してGPSファイルをiPhoneアプリfieldaccessに取り込んで現在地や高度を確認しています。
なかなかに万能な方法なのですが、いかんせん走っている最中にiPhoneを取り出して確認するというのは手間がかかります。
AMBIT3 VERTICALではこの機能が搭載されているという事で大いに期待したいところです。
マップ表示のルートナビゲーション機能も搭載されているようなので、断面図での標高確認と平面図での現在地確認ができることになります。
http://yokoden23.com/20150729_yamapla/
累積標高データ表示
累積標高データが表示できるランニングウォッチってこれが初めてではないでしょうか?1日、週間、月間、年間での表示が出来るようです。
スペック比較
GPSチップを上下に分けて搭載することで同メーカーのambit3peakと比較して薄型化しているようです。
- ambit3-vertical
- ambit3-peak
その他のスペック比較、左からAmbit3 Vertical、Ambit3 Peak、ガーミンのForeAthlete 225Jになります。
SUUNTO製品って意外と重いんですね。
項目 | Ambit3 Vertical | Ambit3 Peak | foreathlete225J |
---|---|---|---|
本体サイズ | 50 x 50 x 15.5 mm | 50 x 50 x 18 mm | H 5.49 x W 4.8 x D 1.6cm |
重量 | 74g | 89g | 54g |
防水性能 | 100m | 100m | 50m防水 |
光学式心拍計 | × | × | ○ |
GPS | ○ | ○ | ○ |
気圧高度計 | ○ | ○ | × |
電子コンパス | ○ | ○ | × |
価格(税抜) | 59000 | 72000 | 33800 |
稼働時間
Ambit3 Vertical | Ambit3 Peak | foreathlete225J | |
---|---|---|---|
GPSデータ取得1秒毎 | 約10時間 | 約15時間 | 約10時間 |
GPSデータ取得5秒毎 | 約15時間 | 約25時間 | – |
GPSデータ取得60秒毎 | 約100時間 | 約50時間 | – |
時計モード | 約14日間 | 約30日間 | 約6週間 |
稼働時間もGPSを間引けば15時間もつので普段のレースでは十分活躍してくれそうです。惜しむべくは性能に比例したその価格、せめて50,000円を切れば購入を考えたのですが、、、製品レビューは他の方におまかせいたします!
