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2日目。ぐっすり眠って朝5時起床、気温は10度近くまで下がってかなり冷えます。昨日はずっと樹林帯でしたが今日はいよいよ洋上のアルプス屋久島の稜線沿いを歩き九州最高峰の宮之浦岳へ!
※画像引用:屋久島trekking navi
山と高原地図
圧倒的な巨石
新高塚小屋を6時に出発。朝焼けが登山道を赤く染め空を見上げると雲一つ無い青空。YATTA!晴れた!
第2展望台を過ぎると右手に一際大きな岩山が。ビャクシン岳、坊主岩とも呼ばれているそうです。
続いて標高1700m付近の平石岩屋。この付近に水場があるらしいのですがいつも見つけることが出来ません。
それにしてもこの標高になってもこんな立派な木段が整備されています。宮之浦岳への道はまず迷う心配はありません。
三岳へ
時間は7時過ぎ。風が心地いい。こんなに天気のいい登山は久々でした。ヤクシカが現れてさらにテンションアップ。
そしてその先を見渡すと・・・
見えました。宮之浦岳!緑と岩に包まれた独特な風貌は圧巻でした。
さてその宮之浦岳へ向かう前にお隣の永田岳へ向かいます。こちらの方がより花崗岩が露出していて猛々しい印象を受けます。
焼野三叉路に荷物をデポして身軽になって進みます。登山道は崩落した箇所も多々あり少し注意が必要です。頂上直下にはロープが付けられていてよじ登る必要がありますが、さほど難なく上れると思います。
永田岳:標高1886m
頂上の標識は朽ち果てていました。隣のネマチの大絶壁がここからよく見えます。
再び宮之浦岳を見上げる。ここからの景色が今回の旅での一番のお気に入りです。
永田岳は宮之浦岳と違ってほとんど登山者もいないので山頂を独り占め出来る可能性が高いです!
しばらく景色を堪能していよいよ宮之浦岳へ。永田岳との分岐からは30分程で登る事が出来ます。
宮之浦岳:標高1936m
頂上には先客2人、さらに淀川方面から続々と登山客がやってきて大賑わい。
南側を見渡すと、正直どれがどれかよく分かりませんが栗生岳・翁岳・安房岳・投石岳のピークが見えます。
たぶん5つめが次に目指す黒味岳。時間は10時。まだまだ余裕はあるのでゆっくり進みます。
再び巨石の道を行く
くりお岳手前の2つに割れた巨石。あの間を進むのか?と思いきや左に巻きます。
豆腐を切ったような鋭い切れ目のあるトーフ岩。どうしてこんな切れ目が入っているのか謎です。
エメラルドグリーンの水場
翁岳から投石岳の間にある美しい水場。屋久島の水は軟水の中でも超軟水に分類されるらしくとっても飲みやすいです。水を求めて再びシカの姿が。
三岳の最後黒味岳へ
12時30分、やっと黒味岳分岐へ到着しました。ここから本日最後の急登へ。黒味岳頂上へは数カ所のロープを登らなければなりません。
黒味岳:標高1831m
永田岳、宮之浦岳に続いてついに黒味岳頂上にやってきました。今まで通ってきた全ての山が大パノラマで見渡すことが出来ます。
山頂の標識から更に先の岩場へと行くことが出来ますが高所恐怖症のためここで諦めます。
ヤクシマシオガマ
屋久島に咲く固有種らしいです。黒味岳山頂直下に群生がありました。ピンク色のとても可愛らしい花。
花之江河でアニメキャラに想いを馳せる
日本庭園風の湿原が広がる花之江河、「はなのえがわ」ではなく「はなのえごう」と読みます。そしてここを通る度にいつも頭をよぎるのがこの人。
ハイスクール奇面組の冷越豪(れいえつごう)。この顔が浮かんで感動もへったくれもありません。
【奇面組】うごく豪くん【動画】 by 弐佳(nika) on pixiv
チョイスが古い?最近ならこちらでしょうか?
Free!から松岡江(まつおかごう)。少し泳ぎたくなってきました。。。
GO by 遠藤良危(元YOSHIKI) on pixiv
淀川小屋到着。まだまだ時間はたっぷりある
15時。今日の宿泊地淀川小屋に到着しました。いつもの場所にテントを張ってまずは着替え。昨日は何も出来なかったので少し身支度を整えます。
それが終わったら近くの淀川へ。どこまでも透き通った川の流れをみていると1日の疲れが吹っ飛びます。足湯ならぬ足水が最高でした。
川でぶらぶらした後はテントの中でパンツ一丁で仮眠。このために小屋ではなくテントを張っている!贅沢な時間がどんどん過ぎていきます。行動時間は昨日より長い9時間17分、14.4kmでしたがテント場でゆっくりできたため疲れはほとんどありません。
とにかくずっと晴天で景色を楽しめたのが良かった。明日はいよいよ下山。尾之間歩道を下ります。