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珠玉のお宝データのバックアップ環境をどうするか?外付けHDD?NAS?それともクラウド?

2009年頃からバックアップはNAS、QNAPのTS-219Pに任せっきりなんですが、ここ半年ほどどうも調子がよくありません。
RAID1(ミラーリング)で運用しているHDDの1台が不安定でS.M.A.R.T.情報を確認しても特に異常があるわけでも無かったのですが[Mirror Disk Volume: Drive 1 2] RAID device in degraded mode.という警告をちょくちょく出すようになり、再起動→再構築という繰り返しが続きました。

そしてついにこの夏、暑さの影響かどうか分かりませんがNAS本体のFANからも異音が、今日までだましだまし運用してきましたがそろそろお亡くなりの日が近いのかもしれません。

NAS環境を構築してバックアップにかかった費用は途中で入れ替えたHDDも含めると

  • TS-219P本体 44,900円
  • HDD(1TB)2個 14,960円
  • 拡張メモリ2GB 3,680円
  • HDD(3TB)2個 21,860円

約85,400円となり年間約14,000円となります。仮にあと4年、運用開始から数えて計10年間動き続けたと仮定しても年間8,540円と決して安いものではありません。

ならばいっそのこともう一つ外付けHDDを購入してバックアップのバックアップをとるか?と考えましたが同じ場所にある限りリスクは分散されないという不安が残ります。

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そもそもバックアップデータの中身は何なのか?

3TBものバックアップデータ。いったいどうしてこうなった?知らず知らずに増え続けて気づけばこの容量です。
紳士データとは何なのか?お察し下さい。高校時代から集めに集めた珠玉のデータで2度と手に入らないお宝データの数々。これらのためにバックアップをとっているといっても過言ではありません。

  • 音楽 200GB
  • 写真 100GB
  • 書籍 400GB
  • 紳士データ 1400GB
  • その他 500GB

これでも整理はしてきましたが、500GBで足りていたHDDが1TBへ。それでも足りなくなりあっという間に3TBへ。HDDはいくら容量があっても足りません。

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それぞれのバックアップ先

前述のとおり今まではNASでしたが最近はgoogleやAppleのオンラインストレージが充実してきているため
音楽については年額3,980円のiTunes Match
写真は無料でGoogle Photos
書籍は徐々にですがkindleで買い直しています。

そしてその他の細かいデータはdropboxevernoteを活用していますが容量制限の壁に引っかかります。また人間手作業での作業というのはよほどマメな人でないと続かないもので、なかなかうまくいきません。

ということでスケジュール可能で、容量無制限で、安全な場所でといった条件を加味すると最適なバックアップ先として次の市販ソフトが浮かび上がりました。

Acronis True Image

アクロニスが開発しているTrue Imageというバックアップ専用ソフトです。
バックアップソフトというと昔はOSイメージファイルを作成してそれを外付けHDDやNASに保存するというイメージがあったのですがこのTrue Imageはイメージ全体をクラウドバックアップに保存できるという素晴らしいソフトでした。

いくつかeditionがあるのですが容量無制限でクラウドへのバックアップが行なえる1年間サブスクリプションモデル「True Image Unlimited for PC and Mac」これならば年間9,800円で運用できるのでかなりコストパフォーマンスは良いと思われます。

acronis

ただし公正使用ポリシーとして次のようなことが書かれていました。

Acronis True Image ならびに無制限クラウドストレージは、お客様の PC を Acronis Cloud にバックアップ保存する形で付加的な保護をご提供することを目的としています。この無制限クラウドストレージの使用にあたっては、単一のライセンスにつき単一のシステムの完全バックアップが保護される、というライセンスポリシーをご承諾いただく必要があります。大部分の場合、ユーザーおよび PC のデータ使用量は数ギガバイトから 2 テラバイトの範囲となっています。Acronis True Image が適切に使用されている場合、システムの完全バックアップ(およびシステムへの変更を反映させるための増分バックアップ)は最適化され、データサイズがシステムの完全バックアップを大きく上回ることはないはずです。すべてのお客様に Acronis Cloud でのベストエクスペリエンスをお届けするために、当社では、クラウドバックアップが不正に使用されることがないよう、ネットワークやハードウェアを継続的にモニタリングしています。物理マシン 1 台につき予想される最大データ量は、約 3 テラバイトです。

むむ?どういうことだ?3TBを超えるとバックアップできないってことか?容量をモニタリングされるのはかまわないのですがこれではまるで通信会社のパケット通信の制限のようで安心して使えません。
ともあれ30日利用の無償版があるのでまずは試してみようと思います。