先日の日経プラス10のゲストがSansan株式会社代表取締役社長の寺田親弘さんで
その時に名刺管理ソフトSansanの存在を知りました。
Sansanは主に企業向けのサービス・アプリでしたが個人向けにEightというアプリもあるということで早速登録してみました。
Eight – 無料の名刺管理アプリ・名刺認識リーダー
カテゴリ: ビジネス, ユーティリティ
Eightの特徴
その1 オペレータが手入力
eightの使い方はとても簡単で名刺をiPhone等のスマートフォンのカメラで撮影するだけ。
すると数分後には会社名や氏名が自動的に登録されます。
Eightの最大の特徴がこの登録作業をオペレータが入力しているという点です。
他の類似アプリにはカメラ撮影による自動文字認識等がありますがどうしても精度が低くなってしまいがちですが、人の手で入力することによってかなり正確な入力を期待することができます。
その2 情報のアップデート
お互いにEightユーザーで名刺交換をするとします。
その後異動や役職が変更するとeightから通知を受けることができます。
公式サイトにはオフィス移転も知ることができると記載されているので恐らく名刺に記載されている全ての情報がアップデート対象になると思われます。
その3 様々な検索方法
氏名や会社名で検索できるのはもちろんですが、名刺交換日での検索も可能です。
また任意のタグをつけることも可能です。
仕事関連の名刺には【建設】【金融】【情報通信】といった業種のタグをつけて、
プライベートで交換した名刺には【異業種交流会】【合コン】といったイベント名をつけて整理していこうかなと考えています。
Eightではこれらの機能が全て無料で提供されているから驚きです。
さて手持ちの数百枚の名刺をどうするか
今まで整理なんてしたことないため、手元には500枚弱の名刺があります。
正直ちまちまと撮影していくのは面倒です。何かいい方法はないものかと探していると簡単に見つかりました。
登場!スキャンマン
最高の名刺管理を最安の価格で。 名刺スキャンは、スキャンマン。http://t.co/q2VMM3HWTE pic.twitter.com/JADQZY2jQl
— スキャンマン(派遣・出張型スキャン代行) (@scanman_in) 2014, 2月 27
世の中金です。金があればあらゆるサービスを享受することができます。
今回も500枚3000円で、価格も枚数もちょうど手頃だったので早速申し込みました。
3000円!?高い。スキャナ買ったほうがいいやん!と思う方もいると思いますが、たぶんめんどくさがりの自分にはムリだと思います。
申し込みは郵便局のレターパックに名刺を入れて送るだけ。2日後にはスキャンマンの元に到着してその翌日にはスキャン開始してくれました。
ちなみにこの際にユーザー名とパスワードをスキャンマンに知らせる必要があります。仮パスワードを設定しておきましょう。
有料プランに登録
スキャンマンに名刺を送るのに先立ってeightのプレミアムプラン(有料)に登録しました。
Eightには400円/月または4,000円/年のプランがありますが今回は400円のプラン。
理由は明確。無料プランだと
「データ入力の混み具合により入力項目の制限を行う場合があります。」
との注意書きがあったからです。有料だと
「名刺の表に記載された全項目をデータ入力の対象にします。」
とあります。
今回は登録する名刺が大量にあるため有料プランに申し込み、後は無料に戻してもし未入力があれば手動で修正していこうと思います。
ちなみに他の有料サービスとしては
- 名刺データのダウンロード
- 無料ユーザーの約1/3の時間で名刺をデータを入力
等があります。
残念な点
大変便利なEightですが使い勝手が悪い点もいくつかあります。
必ず自分の名刺を登録する必要がある
利用開始時に自分の名刺登録が必須です。
僕は人から名刺をもらうことは多いですが自分の名刺を渡すのは希です。というか部署によっては名刺すら持っていないことも多々ありました。
実際今の部署でも名刺を作っていなかったので数年前に使っていた名刺を登録しました。
この点は文字入力等で済ませられるように是非改善して欲しいです。
意図せずつながる設定
先に情報のアップデートという特徴について書きましたが、本当に知っている人ならいいのですが、一度しか名刺交換していない、あまり関わりの無い人ともつながってしまうことがあります。
この「つながる」という機能を解除する手段がないためこのようなSNS的な機能が必要無いユーザーにとっては使いづらいアプリとなってしまいます。
僕はEight愛用します!
スキャンマンに名刺を送ってから4日経った現在、427枚の名刺が登録されて22枚が入力待ちとなっています。
入力データは概ね正確で満足できるものです。
名刺を眺めていると同じ人から何枚も貰っていたり、よく行く飲み屋の店長の名刺をいつの間にか貰っていたり、誰だ?このキャバ嬢は!なんて新たな発見がたくさんあります。
すでに5人ほどと繋がっていてEightの普及に驚いているところです。
ただしつながったからといってFacebookのような交流は面倒なので、あくまでもビジネスツールとして割り切って使いたいと思います。
さてこのEight。iPhoneの連絡帳と連携したら最強の連絡管理アプリになると思うのですがどうでしょうか?