朝霧に包まれた花之江河
目が覚めたのは早朝3時。テントが若干結露していて寒い。天気は小雨。
朝食をおにぎりとスープで軽く済ませて5時にはヘッドライトの明かりを頼りに出発。
まず目指すは日本庭園風の湿原、花之江河。
6:30頃に到着したが霧で何も見えません。
ときおり風が吹いて霧が晴れたときに見えたのが写真の風景。
これはこれで神秘的でした。
黒味岳周辺は暴風
この時点で雨が本降りになってきたのでこのまま宮之浦岳に向かおうかどうしようか迷います。
しかし今回は黒味岳・宮之浦岳・永田岳の三岳制覇が目標。
展望は望めないのは分かりつつも黒味分れに荷物をデポして黒味岳に向かいます。
雨で濡れた急なロープが続くなかなかの難所。
しかも周りに遮る物が少なく風が強い。
標高1831mの黒味岳山頂は風と雨に包まれ残念ながら何も見えませんでした。
九州最高峰、宮之浦岳へ
黒味分れから宮之浦岳は約2時間の行程。
ここで嬉しい事に少し晴れ間が見えてきた。
岩と緑に包まれた屋久島の山肌の様子は圧巻でした。
地図では水場が2カ所あるはずなのだが1カ所しか分かりません。
雨で気温が低かったので困ることはありませんでしたが真夏の道のりだったら大変だと思います。
写真に夢中でiPhoneを岩場に落としてしまいました。
登頂の数日前にiPhone5sに買い換えたばかりなので少しショック。
そしてついに九州最高峰、標高1936mの宮之浦岳頂上へ。
黒味岳に引き続いて展望は皆無。
しかし自分の力でここまでたどり着いたことはとても嬉しく、正直宮之浦岳を登ったら登山はしばらく休もうと思っていましたが、この後も続けるきっかけになりました。
永田岳でヤクシカと出会う
焼野三叉路で荷物をデポして永田岳へ向かいます。
永田岳への道も霧が濃く歩きにくかったのですが、ふと前を見るとヤクシカがいました。
逃げる様子もなく、ときおりこちらを振り返りつつ歩いて行きます。
道案内をしてくれてるのかな?なんて月並みなことを思いました。
繰り返しになりますが屋久島の岩と緑のコントラストは見事です。
天気が、天気さえよければ・・・
新高塚小屋へ向けて最後の道のり
永田岳下山後はいよいよ新高塚小屋へ。
この間の道のり、疲労でほとんど覚えていません。
さすがに1日で三岳制覇はきつかったです。
途中今日は高塚小屋で休もうか考えましたが明日の道のりを考えると新高塚小屋まで歩いた方がベスト。
眠気と棒のようになった足をひきずり
昼食代わりのチキンラーメンをポリポリしながら気合いで歩きます。
出発から約10時間ヒメシャラの森を抜けた先に新高塚小屋改め先日新築されたレモンガス小屋到着。
テント場についたのは15:30でした。
テントは大統領ポジション?と言われる一番高い位置に張りました。
と言ってもこの日もテント泊は一人。小屋は3人パーティーの方が先に休んでいました。
縄文杉へ
時間は16時。ここで縄文杉をみにいくことにしました。
歩いて5分なので近い近い。
だけど感受性豊かでない残念な自分はたいした感動もありませんでした。
だって蒲生の大杉の方が大きいし。。。
ということで杉下にある水場で水を補給して夕食へ。
今日は炒飯&卵スープに余ったチキンラーメンを投入。
明日も4時起きの予定なので20時前にはおやすみ。。。
いざ屋久島宮之浦岳!40Lザックで2泊3日ソロ縦走(準備編)
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