投資信託を初めて購入するときにラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型)(以下Rリート)を薦められたことがあります。
結局REITが分からないという理由で購入はせず、
最近になってやっとニッセイのグローバルリートインデックスファンド(以下Gリート)を購入しているのですが、正直なところそれぞれのファンドの違いはよく分かっていません。
そこでこの2つのファンドが今年1年(1月初旬から12月初旬)どのような動きをしたのかグラフで比較してみました。
基準価格の推移
年度当初を10000として指数化しました。
両者ともほぼ同じ動きをしていますが、
ラリートの方は毎月分配金を出しているため上げ幅が小さい事が分かります。
評価損益の推移
次に毎月月初めに10,000円を投資した場合、
年累計で120,000円を投資した場合の評価損益の推移をグラフで表しました。
- Gリート:約27,000円
- Rリート:約14,000円
約13,000円の開きがあることが分かります。
基準価格の推移から予測できる結果でしたがもう一つRリートの方が低い理由があります。
買付手数料
- Gリート:無料
- Rリート:1.62%
※ネット購入SBI証券の場合
毎月1万円の投資ですがRリートは162円引かれた9,838円からのスタートとなります。
さて、このグラフのRリートに毎月分配金を加算したのが次のグラフとなります。
分配金を加えた評価損益の推移
Rリートは毎月一万口に対して60円の分配金を出していて
年間約12,000円受け取れる計算になりました。
それぞれの評価損益は次のとおり
- Gリート:27,000円
- Rリート:26,600円
結果Gリートが1,000円程多くなりました。
まとめ
今回の計算は試算であり確実な数値とはいえませんが
おおよそのイメージはつかめたと思います。
最終的にはほぼ同じ数値となりましたが
たった千円の差でもそれを再投資することにより複利の効果で数年後には大きな差が出てくると思います。
僕は今後も引き続きインデックスファンドで積み立てていこうと思います。
最後に今回のグラフに使用した数値です。
Gリート | Rリート | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
基準価格 | 口数累計 | 評価損益 | 基準価格 | 口数累計 | 分配金 | 評価損益 | |
1月 | 10,137 | 9,864 | -1 | 3,790 | 25,955 | 155 | 153 |
2月 | 10,084 | 19,780 | -54 | 3,749 | 52,193 | 313 | 359 |
3月 | 10,525 | 29,281 | 818 | 3,845 | 77,776 | 466 | 1,324 |
4月 | 10,781 | 38,556 | 1,567 | 3,869 | 103,201 | 619 | 2,129 |
5月 | 11,067 | 47,591 | 2,668 | 3,926 | 128,257 | 769 | 3,485 |
6月 | 11,289 | 56,449 | 3,725 | 3,965 | 153,066 | 918 | 4,902 |
7月 | 11,400 | 65,220 | 4,350 | 3,941 | 178,026 | 1,068 | 5,602 |
8月 | 11,560 | 73,870 | 5,393 | 3,931 | 203,050 | 1,218 | 6,640 |
9月 | 11,974 | 82,221 | 8,451 | 3,997 | 227,660 | 1,365 | 9,344 |
10月 | 11,809 | 90,689 | 7,094 | 3,897 | 252,902 | 1,517 | 8,583 |
11月 | 13,228 | 98,248 | 19,962 | 4,272 | 275,928 | 1,655 | 19,721 |
12月 | 13,971 | 105,405 | 27,261 | 4,441 | 298,445 | 1,790 | 26,336 |