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第1回高隈山ピークハントトレイル。ここだけの話ですが実は・・・

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大雨強風意報発令にも関わらず、今日も九州各地からトレイルランナー(Mっ気たっぷりの変態)たちが鹿児島県鹿屋市国立大隅少年自然の家に集いました。
何が雨を楽しみましょう泥んこトレイルを楽しみましょうだ!そのセリフは聞き飽きた!ほんとにトレイルランの日は雨が多いのです。自然相手なのでといえばそれまでですが、僕のような短気&ネガティブ思考の人間は1週間前の天気予報で雨マークが現れてからずっとイライラがおさまりませんでした。
ということで今日はスタートからレインウェア着用です。しかも今日はこのあと気温がどんどん下がってくるとか?関門もいつもより厳しそうでスタート前から不安が募るばかりです。

装備 メーカー 名称 サイズ 重量(g)
ザック サロモン SKINPRO 14+3 SET 14L 430
バイザー Halo スポーツバイザー 50
レインウェア マウンテンハードウェア ストレッチオゾニックジャケット Women’s XS 237
ミドルレイヤー マムート ロングスリーブジップAF Men’s S 180
ベースレイヤー モンベル ジオラインクールメッシュTシャツ Men’s S 64
ズボン ファイントラック カミノショートパンツ Women’s M 190
靴下 ドライマックス マックスプロテクション・トレイルラン M 100
アルトラ ローンピーク2.0 Women’s 23.5 588
手袋 サロモン XT WINGS GLOVE WP S 60
時計 ガーミン foreathlete225j 54
カメラ オリンパス TG-860 224

ブログ読者様と遭遇

レインウェアを着るか脱ぐか迷っていたらあっという間にスタート30秒前。わちゃわちゃしてたらいつものスタート直前の写真を取り忘れて早速へこむ。そんなこんなで午前8時にスタート。帰りが大変だと思いつつ早速数kmの下りから始まりました。集落を抜けて林道へ。このあたりはまだまだ緩やかな登り。上祓川にかかる橋で写真を撮っているとI氏がポーズ決めてくれましたが、ごめん。ブレとる。。。

鳴之尾牧場にて

牛さんに癒されるながらぼけーっと走っていると突然隣から

「もしかして、よこでん兄さんさん?」

と声をかけられ思わず(゚Д゚)ファッ!?となりました。
聞けば弊ブログを読んでくださっている方で服装や靴でなんとなく分かったとの事。
ありがたいやら恥ずかしいやら。ブログを始めて1年ちょっとでこんな事は初めてでした。この調子なら素敵女子から声をかけられて恋に発展する日もそう遠くないかもしれません。
その日がくるまで僕はブログを書き続けます。


そんな妄想にひたりながら走っているといよいよ御岳登山口へ到着。現実は過酷です。ここから本格的なトレイルに入っていきます。高隈山系は里山ってイメージがあったんですが岩場あり鎖場ありのかなりガチな山でした。

暴風の御岳&大箆柄岳

第一関門のエイドは1時間前に余裕の通過。そしてやっぱりあった薩摩揚げ「あたしこの練り物嫌いなのよね」by魔女たく
水分補給のみさせてもらって御岳頂上を目指します。稜線にでると風の音が凄まじく本当に飛ばされてしまいそう、それでも必死によじ登っていくとボランティアさんの姿が。走る我々もつらいけど、こんな所で待機するスタッフさんはもっと大変だ。大会を支えてくれる全ての方々に感謝します。

晴れていたらこんな素晴らしい展望の御岳頂上ですがこの日は方角すらも分からない。手は冷たいしメガネは濡れる。この場に立っているのもやっとなので早々に走り去りました。


ここから稜線沿いに次のピーク大箆柄岳を目指しますがアップダウンの激しい道にうんざり。何度も滑って何度も転んでたぶん体中青痣だらけ。木段用の塩ビパイプ剥き出しになっていて運悪くそれが尻に突き刺さったときは死ぬかと思いました。

スタートからちょうど3時間。初めて登った大箆柄岳は滞在時間約5秒。大隅半島最高峰の余韻に浸ることもなく走り続けます。

次の関門まであと1時間。しかし道のりはひたすら下り。泥道に尻込みして木の枝を掴みながら恐る恐る進みます。こんな道滑り台のように滑っていた方が早い!そう思ってどっこらっしょっと腰を落とすと他のランナーは猛スピードで駆け下りていきます。
N氏なんか「坂道最高♪」と笑いながら走っていく。なんでこの道をそんなスピードで降りられるんだ?この下りで10人以上に抜かれました。

第2関門到着はなんと制限時間の12秒前。厳しいとは思ってましたがここまでギリギリになるとは思ってもいませんでした。それもこれも全て雨のせい。次の関門が最後、何としてもゴールまでは走りたい。
そうそう。このエイドにあった垂水銘菓キヌサヤ最中は最高においしゅうございました。

最終関門目指して

先ほど登った御岳に再び登るために林道を進む。どうせ登りは走れないんだからここで走らないと!伴走するランナーたちと励まし合って走って走ってついに最後の難関スマン峠へやってきました。

ここから先は写真を撮ってる余裕もありません。ようかん&塩&スポーツ飲料で補給を済まして一心不乱に登りますが先ゆく人の姿は見えなくなる。焦っても仕方がない。自分のペースでせめて関門に間に合うように。それだけを思って先に進む。

そして再び御岳頂上。ここから30分で下らないと間に合わない。登りで約1時間費やした道です。果たして間に合うか?しかし立ち塞がるのは雨に濡れて切り立つ岩肌。慎重に慎重に。久々に怪我を覚悟しながら進みます。ここまでくれば後は進むしかない!


しかし結果は

最後の力を振り絞って走り抜きましたが力及ばず。時計を見ると3分オーバー
泣くに泣けません。スタッフさんが撤収用の車の前で待っている。ここまで来たのだからリタイヤ扱いでいいからせめてゴールまで走りたい。僕はしれっと走り去る計画の発動を決意します。がそう思ったのもつかの間スタッフのお兄さんと目が合ってしまいました。終わったか?これで終わりなのか?

お兄さん「(車に)乗らないんですか?」
僕「(このまま)行っていいですか?」
お兄さん「(行くがよい。)ゼッケン番号の確認を!」
僕「(ありがとう。そして)ありがtgjamassss」

半泣きで鼻水を垂れ流しながら言葉にならないお礼をいいました。本当にありがとうお兄さん。
一緒に走っていたN氏とハイタッチ。後はゴールまで進むだけだ!

けじめはつける

お情けで関門を通してもらいましたが、だからといって甘えるわけにはいきません。せめてゴールの制限時間は守らねば!幸いこの先の約10kmはぬかるんだ泥道も少なく、半分は林道&舗装路。数時間前の下りで追い抜かれた選手たちを今度は追い抜きながら進んでいきます。
しかし道ばたに咲いた花に心奪われる(笑)こんな小さな自然にも心動かされる。それが俺!

そんなこんなで無事ゴール。ちゃっかり完走賞もいただきました。
主催者の皆様。ズルでゴールしたことこの場をかりて謝罪いたします。
それにしても寒かった。風も強かったのですが時間とともに気温もどんどん下がってきたのでゴールした途端に体の震えが止まりません。炊き出しの豚汁のなんとおいしかったことか。
こんなコース2度と走りたくありませんが、たぶん来年も走ってるんだと思います。最高に過酷で最高に楽しいトレイルでした。

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